JAXA相模原キャンパス見学記
2017年6月27日
JAXA相模原キャンパス見学記
2017年6月1日、準天頂衛星「みちびき」打上げ成功のニュースの数時間後、新居浜高専OBの8名がJAXA相模原キャンパスを見学しました。世話役は68年卒2M玉井さんの発案で、現在JAXAから仕事を請負っておられる68年卒2M石丸さん(旧姓佐伯さん)のご尽力によりJAXA職員並木さん、川原さん両氏の説明を受けながら見学施設および試験室などを案内していただきました。
小惑星「イトカワ」から帰還した探査機「はやぶさ」の4基あるイオンエンジンのうち故障した1基を除く3基の推力は並木氏の説明によると、たった1円玉2個分の約2gの重さを持ち上げるくらいの推力だそうです。無重力の宇宙空間ではその2gの推力で500kgの探査機を運んだわけですが、仮にそのエンジンの寿命(1年)が尽きるまで連続運転した場合には500kgの探査機が秒速4000mにまで達するというお話でした。イオンエンジンの原理についてはその後の懇親会で石丸さんから再度説明を受けたのですが、家に帰還した時にはビール2杯の酔力により記憶がすでに泡と消去っており、残念ながら今ここでは再現することができません。あしからず。
見学参加者2M:大角勝美、河村昌俊、薦田素昭、石丸元、玉井敏永、松本順一、山極勉、武田正博(記)
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