平成24年度 新居浜高専入学式が開催
2012年4月9日
平成24年(2012年)4月9日、平成24年度新居浜工業高等専門学校入学式が開催されました。燧会会長である長谷部健介が、同窓会代表として祝辞を述べました。
フォトギャラリー : 2012年4月9日「入学式の様子」
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祝辞(動画版)
祝辞(テキスト版)
ご入学祝辞
皆さん、本日は新居浜高専ご入学おめでとうございます。
本日のご入学は、皆さんが新居浜高専合格を目指し、日夜頑張ってこられた努力の結果であり、心よりお祝い申し上げます。ご父兄の皆様、ご来賓の皆様、そして新居浜高専教職員の皆様、本日は栄えある入学式にお招き頂き大変ありがとう御座います。
本日から皆さんは、晴れて新居浜高専の学生となられるわけでありますが、同時に同窓会であります「燧会」の会員ともなられました。わが母校の創立が 昭和37年(1962年)でありますので、まさに半世紀の時間を結ぶ新しい絆がここに生まれたわけであります。燧会を代表し、また、同窓生のひとりとして 歓迎いたしたいと思います。
最初に、燧会について少しお話をさせて頂きたいと思います。
燧会は新居浜高専に在学した人で組織されておりますが、皆さんの先輩である母校 卒業生はすでに約7000名に及ぼうとしており、技術関係は勿論のこと、それ以外の職業分野においても多岐に亘り活躍されており、その地域も国内にとどま らず、世界を舞台に展開されております。また、世代としても社会のあらゆる経験を積んでこられた方々、現在社会の第一線で活躍中の皆さん、またこれからの 社会を担って行く皆さん、そして皆さんのように社会へ出て行くための準備をされている方々の集まりであります。新居浜高専同窓というキーワードで結ばれた 会でありますので遠慮なく利用していただければと思います。
本日のよき日にあたり、1つお願をいし、ご挨拶に変えさせて頂きたいと思います。
それはこの新しい出会いを大切にしてほしいと言う事であります。
皆さんは県下各地から、あるいは県外から専攻学科は違えども、同様の志と目標を持ってこの新居浜に集いました。そこには先輩も大勢おります。これか ら教えを受ける先生方との出会いも待ち構えています。この出会いはおそらく皆さんの人生の中でも大きな意味をもつものになると思います。友とともに語ら い、師に教えを乞う中で、やがて生涯を通して付き合う人ができてくるでしょう。また、皆さんの中には早速寮生活を送られる方が多数おられると伺っておりま す。ちょっと旧いですが「同じ釜の飯を食った仲」という言葉があります。学校生活や、寮生活を共有したことで将来社会に出ても不思議な連帯が生まれ、仕事 や遊びでお互いに胸襟を開いて話し合えるものです。
先ほどの燧会が縦の絆とすれば、この出会いは横の絆であります。縦横の絆をしっかり結ぶことが、これもまた皆さんにとって将来の大きな財産となるこ とは、間違いありません。是非この出会いを大切にして、学校活動や、趣味や遊びを通して、多くの仲間と接して頂くことをお願い致したいと思います。
本日、希望に燃えた皆さんの輝くお顔を拝見しまして、私自身大変心強く感じ、また元気を頂きました。昨年の東日本大震災から1年が経過しましたが今 なお、震災に苦しんでおられる方々がたくさんおられ、この方々は、また日本は復興・発展のため皆さんの力を必要としております。これからの学生生活で学業 を修得され、人間的にも一段と成長された皆さんが近い将来、社会を支えるため限りない力を発揮されることを確信しております。
皆さんもぜひ、今日の気持ち忘れず、夫々の目標の実現に向かって絶えず工夫し、チャレンジし続けて頂きたいと思います。
これから始まる学生生活が、皆さんに一人ひとりにとって、有意義で楽しいものになることを祈念いたしましてお祝いの言葉に変えさせて頂きます。
2012年04月09日
新居浜工業高等専門学校同窓会
燧会々長 長谷部 健介